「知財管理」誌

Vol.49 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁	49巻(1999年) / 10号 / 1385頁
論文区分	論説
論文名	寄せ集め発明の構造
著者	穂積忠
抄録	本稿では寄せ集め(結合、湊合)の発明を公知技術と客体、機能および用途の異同を比較する手法で検討する。比較の結果、寄せ集めの発明には客体、機能および用途の異同に4種のパターンがあることを明らかにする。工業所有権用語辞典で挙げている結合発明の4種の型が寄せ集めに特有のものでなく、他の発明類型にも該当するのに対してこれら4種のパターンは寄せ集め発明に特有のものである。さらに本稿では、この手法により従来挙げられている発明類型にない新しい類型の存在を明らかにし、それはパラメータ発明の1種に属するものと推定する。