「知財管理」誌

Vol.46 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 46巻(1996年) / 5号 / 701頁
論文区分 論説
論文名 米国意匠特許制度の概要と留意点
著者 鹿又弘子
抄録 日米の意匠制度は種々の点で異なる。わが国では問題なく保護される意匠が、米国においても保護されるとは限らない。たとえば、形状がおもに機能によって定まる意匠や最終的使用状態において外観の見えない意匠の特許性について米国では様々な判例が形成されている。一方、日本では許されない実務が米国においては許容される場合がある。米国においては、たとえば、複数の類似する意匠を市出願することも可能であるし、図面の作成を工夫することにより権利範囲を広げることができる。本稿は、日米意匠制度の相違に基づく留意点を中心に、米国意匠特許制度の概要を解説する。
Copyright (C) Japan Intellectual Property Association All Rights Reserved.