国際活動
WIPO「イノベーションと気候変動会議」等への関係者派遣
2011年7月11-12日、ジュネーブで開催された“Conference On Innovation And Climate Change”(WIPO主催)に、川村常務理事を含むJIPA環境技術パッケージ推進PJメンバー4名を派遣した。本会議は、COP会合における‘環境技術の移転と知的財産’の扱いに関して、イノベーション、技術移転、ファイナンスといった3つの視点から議論する場であり、各国から凡そ200名の聴衆を集め開催された。
パネルディスカッションでは、国連、大学、途上国の研究所、そしてJIPAからのパネリストが参加し、JIPAより‘家電リサイクル技術’といった企業における環境問題への取り組みと、技術移転の事例を紹介した。また、他パネリスト、例えば国連のパネリストからは、「移転国の発達段階に応じた準備を確立して、フルスケールの投資を行うことが重要」等の紹介があった。
また、翌13日にはWIPO本部にて、2009年にJIPAが提唱したGTPP(環境技術パッケージ推進プロジェクト)を基にWIPOが推進しようとしているWIPO Greenに関するステークホルダーミーティングが開催され、現在の進行状況、問題点の洗い出し、今後のスケジュールについて意見交換等が行われた。JIPAとしては、途上国の「国の発展に知財が障害となっている」といった主張に対して、本WIPO Greenが解決策になると考え、今後もWIPO Greenに対するPR、協力活動を継続していく所存です。