国際活動

JIPA代表団、ベトナム・タイ・マレーシアを訪問

JIPAアジア戦略PJでは、2007年11月5～13日にかけて、森常務理事を団長とする10名の代表団をベトナム・タイ・マレーシアの各特許庁と、税関等の模倣品取り締まりを管轄する行政機関、裁判所、IP関連民間団体に派遣した。

同PJの訪問は、

を目的としたもので、今年1月のインドネシア・インド訪問に続くものである。

各行政機関との会合では、6月に実施した会員アンケートに基づき「審査の迅速化（優先審査制度の強化）」、「部分意匠制度の導入」、「外国著名商標の保護強化」、「模倣品対策の強化」といったテーマに関して、要望・意見交換を行った。

また各地のIP関連民間団体への訪問では、現地での模倣品対策の実情、知財セミナーへの開催情報等、今後の活動に参考になる情報を得た。

今回訪問したベトナム・タイ・マレーシアは過去にも訪問した国で、訪問を重ねるに従いJIPAへの理解も深まり、議論についても一層の充実感を感じるものであった。今回議論した課題や要望に関しては、適宜フォローを続け、今後の法律改正や運用改善に期待するものである。

・訪問先

（ベトナム）
知的財産総局、最高人民裁判所、市場監督局、税関、ホーチミン市科学技術局、他

（タイ）
知財局、中央知的財産国際貿易裁判所、経済警察、税関、法務省特別捜査局、JETROバンコクIPG、他

（マレーシア）
知財公社、高等裁判所、国内取引消費者行政省、マレーシア発明意匠協会、他