国際活動
JPO/IPR(実務者コース)受講者来訪
10月22日、JPO/IPR(実務者コース)の受講者15名がJIPAを訪問しました。このコースは、発明協会が特許庁からの委託を受けて、アジア太平洋域内の知的財産関係者を対象に、知的財産権等に関する研修を行うことを目的として作られたもので、今回は4回目に当たるということでした。コースの一部について、JIPAに協力要請を受け、「日本知的財産協会訪問とディスカッション」ということで約2時間半講義を行いました。
JIPAとしては、協会の歴史、活動内容、活動実績などについて英語でのプレゼンテーションを行い、受講者から活発な質問がでてきました。特に、JIPAの活動を行う際、何故多くの関係者がボランティアベースでいきいきと活動するのか、それが特に不可解であったようで、それに関する質問も多くでました。この講義を通して、JIPAという組織が日本において作られ、発展していることの不思議さを改めて認識することができました。
(百瀬記)
詳細
- 開催日時 2007年10月22日(月)14:30〜17:00
- 開催場所 知財協本部第1会議室
- 議題(全て英語でのプレゼンテーション)
- (1) 挨拶(5分) 宗定専務理事
- (2) 知財協とその活動 (説明20分、質疑10分) 百瀬
- (3) 知財協活動の歴史的意義 (説明 25分、質疑10分) 宗定専務理事
日本の産業発展における知財協活動の意義(過去、現在、未来)
アジア諸国の発展と知的財産 - (4) 産業発展と知的財産 (説明15分、質疑10分) 津田人材育成委員長代理
「競争と協働」の健全なバランスが産業の永続的は発展には不可欠
日本の鉄産業の発展と知財協の係わりの解説 - (5) 知財協の人材育成の取組みと今後の課題 (説明25分、質疑10分) 百瀬
- 主な内容
受講者は、中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリッピン、タイ、ベトナムからの実務者で、15名であった。政府関係者、法律事務所勤務者、企業出身者など多様な受講者が集まっていました。
今回は、知財協の成り立ちや、その活動、産業界における存在意義などを中心に説明を行ったが、「知財協は、Non-profit and non-governmental Organizationで、活動は基本的にボランテアベースで行っている。」という説明を行った時に、受講者の間から歓声があがり、何故ボランティアでこれだけ知財に関して広範囲な活動が行うことができるのか、その点が驚きであり、不思議であるという印象で捕らえたようです。
今回のように、知財協の活動につていアジアの関係者に話す機会を通して、逆に知財協の不思議な存在意義を感じることができました。