国際活動

“第1回五大特許庁・五極ユーザ会合”及び”五極ユーザ会議”開催

2012年6月5日、フランスのコルシカ島において、初の五大特許庁(日本、アメリカ、欧州、中国、韓国)と五極ユーザとの会合が開催されました。五大特許庁からはいずれも長官が出席され、五極ユーザは毎年開催している三極ユーザ(JIPA、AIPLA&IPO、Business Europe)会議のメンバーに、韓国からKINPA(Korea Intellectual Property Association)、中国からPPAC(Patent Protection Association of China)が参加して開催されました。JIPAからは竹中常務理事ほか4名が参加しました。なお、WIPOからガリ事務総長がオブザーバ参加されました。

この会合は、五大特許庁が2007年から開始したフォーラムにおいて検討している各庁における特許審査の質と審査効率の向上を目指した議論に、五極のユーザの意見・要望を聞いて反映してもらうために、年1回開催されている五庁長官会合に合わせて開催されたものです。

初めての会合ということもあり、先ず各ユーザ団体の組織・活動状況の紹介、五庁長官による各庁の戦略・活動状況の紹介がされた後、五大特許庁が検討しているプロジェクトなどについて庁側からの説明を受け、ユーザが要望を説明し意見交換を行う、という形で進められました。
具体的には、共通特許分類、サーチ戦略の共有化、機械翻訳、グローバルドシエ、特許制度調和、PCT制度改革、パリルート出願に係る先行技術調査結果の共有化、等多岐にわたるトピックスについて活発な議論が展開されました。JIPAからは、共通特許分類であるCHC(Common Hybrid Classification)の推進の加速化、特許制度調和の一層の推進、等の要望を行いました。

この会合は、五庁長官会合に合わせて継続的に開催されることになり、次回はアメリカでの開催となります。

また、五大特許庁・五極ユーザ会合に先立ち、前日の6月4日に、五極ユーザのみの会議を開催しました。この会議では、三極ユーザ会議のメンバーがKINPA、PPACの方々と会議開催の趣旨の共有化を図ると共に、翌日の会合の準備として各トピックを確認し、ユーザとしての要望について意見交換を行いました。
なお、五極ユーザ会議は、五大特許庁・五極ユーザ会合の前日に行うことで合意しました。

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    会議風景
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    会議風景
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    JPOメンバとJIPAメンバ
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    五庁長官とガリ総長
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    ガリ総長とJIPAメンバ
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    田長官とJIPAメンバ
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    米国メンバ
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    韓国メンバ

資料

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