国際活動

三極特許庁長官・ユーザ会合への参加

 2020年11月16日(月)、オンライン形式にて、三極特許庁(米国、欧州、日本)と三極ユーザとの会合が開催されました。三極における特許庁長官とユーザ間の会合としては、2018年3月以来の開催となり、特許庁側からは、日本国特許庁(JPO)糟谷長官、米国特許商標庁(USPTO)イアンク長官、 欧州特許庁(EPO)カンピーノス長官、更にWIPO夏目上級部長が参加されました。また三極ユーザ側からは、米国のAIPLA、IPO、欧州のBusiness Europe(BE)とともに、JIPAから戸田理事長、国際政策PJより森PJリーダー他のメンバーが参加しました。
 今回の会合では、「Covid-19対応」、「三極庁・ユーザ協力の将来ビジョン」という二つのテーマについて、情報共有および意見交換が実施されました。
Covid-19対応については、新しい様式や技術が進歩する契機となっている一方で、経済の圧迫による企業の研究開発の低下が懸念されるといった意見があがりました。
また、三極庁・ユーザ協力の将来ビジョンについては、IP5等他の多国間枠組が存在する中でも、実体的な課題や、政策的な課題については、引き続き三極を中心に検討していくのが良いのではないかといった意見が出され、参加者間にてほぼ認識の一致をみていました。
 三極特許庁側としては、次の三極特許庁長官会合にて、今回会合でのユーザ意見も踏まえて、引き続き議論していくとのことで会議を終了しました。
参加各団体代表のスクリーンショット(提供:Business Europe)
(上段左から) EPO、JPO、USPTO各長官等
(中段左から) BE、JIPA、AIPLA各団体代表
(下段左から) WIPO、IPO各団体代表
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