国際活動

台湾知慧財産局の洪局長他との意見交換

  アジア戦略PJ東アジアWGは、2019/3/19 、台湾知慧財産局TIPOと意見交換を行いました。知慧財産局からは来日中の洪淑敏局長、法務室主任何燦成 氏が参加され、JIPAからは吉原利樹アジア戦略PJ東アジア WGリーダー他5名及び事務局が参加しました。

 冒頭、吉原リーダーらより、台湾専利法に関してJIPA意見の多くが反映された形で法改正が進められていることにお礼を申し上げたところ、台湾当局として知慧財産局も制度への信頼を担保するため] 産業界の意見を十分に聞いて政策決定を行っている旨のコメントがあり、継続的に意見を表明しているJIPAに感謝が述べられました。

 その後、台湾専利法改正に関して、JIPAが要望していた分割出願の時期的制限緩和、意匠権利期間の長期化など改正内容の説明があり、その後、改正に至らなった間接侵害、国際優先権主張に係る 期間徒過後の救済措置などについて意見交換を実施しました。

 また、昨年7月より運用が開始されている意匠の実体審査繰延請求(※)と、商標審査基準(作業要点)での規定化を予定し現在も審査に活用されている商標出願に係る第三者の情報提供について、 日本企業の積極的な利用を呼び掛けてほしいとの依頼が智慧財産局よりありました。(※ JIPAが導入を要望している意匠の公告延期制度と同様に、出願人が意匠公報発行時期をある程度コントロール可能とする制度。) 台湾知慧財産局とJIPAとの交流は、毎年友好的に継続しており、今後も交流を継続することを双方が確認しました。

  • 吉原リーダーと洪淑敏局長
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