国際活動

AIPLA(米国知的財産権法協会)との定期意見交換

 2018/4/18東京事務所にて、AIPLA (American Intellectual Patent Law Association)のIP Practice in Japan Committee(以下、日本委員会)との情報・意見交換会を開催しました。 AIPLAの日本委員会は毎年4月頃に来日し、JIPAと継続的に情報・ 意見交換を行っています。本年はAIPLAよりMyra McCormack理事長,Sharon Israel前理事長、David Hill元理事長、Alan Kasper元理事長を はじめ約20名が、JIPAより久慈専務理事、加藤常務理事をはじめ約20名が参加し、総勢約35名の会合となりました。

 会合では、AIPLA側より、 米国の当事者系レビュー制度(Inter Parte Review: IPR)に関する最近の米国最高裁への係属事件の解説、翻訳など日本出願人による米国出願における実務的観点からの留意点、 米国特有の機能的クレーム(means plus function)に関する最近の裁判例と実務上の対応の各テーマについて発表がありました。また、JIPA側からは国際第一委員会清水副委員長より「米国出願における 情報開示に係る実務に関する研究(Research on Actual Information Disclosure Practice of U.S. Patent Applications)」,特許第一委員会田中委員長からは「クレームフォーマットとクレームに 係る課金システムの国際的調和(Harmonization of Claim Format and Billing Structure )」についての発表を行い、各テーマについての熱心な質疑応答やディスカッションが行われました。

 最後にJIPA、AIPLA双方にとって本会合が有益な情報・意見交換であることを確認し、次年度の開催継続を約して本年度会合を終了しました。

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