国際活動

特許審査品質管理ワークショップへの参加

 2017年6月23日(金)、国連大学にて開催された特許審査品質管理ワークショップ(WIPOジャパンファンド事業)に、特許第1委員会の柴田副委員長、国際政策プロジェクトの大塚WGリーダが講師として参加しました。 本ワークショップは、日本からWIPOへの拠出金である「ジャパンファンド」を活用した途上国支援事業の一環として開催された研修プログラムで、ブルネイ、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、 シンガポール、タイ、ベトナムからの審査官経験およびマネジメント経験者が参加していました。

 当日は「ユーザから見た、質の高い特許とは」というテーマで、まず大塚・柴田の両氏から、JIPA委員会等活動に基づくプレゼンテーションを行い、「日米協働調査」及び「記載要件判断における5極特許庁比較」の各調査研究結果から、各国ごとに審査結果にバラつきが生じている実態を紹介し、各国特許庁の連携強化の重要性を訴えました。

 続くワークショップ参加者とのディスカッションでは、日本特許庁やWIPOのメンバーも加わって、特許品質に関する様々な観点からのトピックに対して活発な討議を行い、途上国特許庁の審査関係者に対して直接的に意見交換ができる貴重な機会を活かし、グローバルな安定した権利確保の重要性を発信してまいりました。

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