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国際活動
WIPO-SCP (Standing Committee of the Low of Patents)
21th sessionへの参加
第21回SCP会合では、「特許と健康」に関するFeasibility Studyの結果に関する議論が設定される等、公式会議のアジェンダも整ってきているという状況でした。このため、 現実に起きている問題を産業界の立場から発言できる機会があるのではないかとの現地日本政府代表からの薦めもあり、医薬バイオ委員会として、日本製薬工業協会(製薬協) と連携して、WIPO-SCPのHPに公表される資料を事前に検討し、その結果を参加前に特許庁や現地の日本政府代表等に共有し、現地で状況をみながら、JIPAとしてステートメント (意見表明)を行う準備を行い、会議に参加致しました。
第21回SCP会合は、比較的現実的な議論が展開されたため、JIPAのようなオブザーバーも参加できる時間が多く建設的な会合でした。現地では、オブザーバーであるIFPMA (国際製薬団体連合会)や日本政府代表団等と連携し、JIPAからも、「特許と健康」の議論の中で、ステートメントを行うことができました。その内容は、「日本の医薬バイオ 関連企業は、所有する特許に対してライセンスオファーがあった際には、誠実に対応・交渉し、特許ライセンス供与または技術移転を行っていること、新薬を出すためには R&Dへの投資が必要でそのため特許が必要であること、Neglected diseasesに対する日本企業の活動、WIPO Re:Searchへの参加とその内容が将来議論されることを期待すること、 INNの明細書記載に反対したIFPMAへの支持を表明すること」を発表しました。
今回は、事前に特許庁、製薬協等と協働しながら準備を行い、JIPAのステートメントに至ったことは、大きな成果でありました。一方で、今後のSCP会合の 討議内容には、十分注視していく予定です。
以上