国際活動
“第12回三極ユーザ会議”及び“三極特許庁と三極ユーザとの会合”を開催
2009年11月11日(水)に欧米の知財ユーザ団体(米国AIPLA・IPO、欧州Business Europe)を日本へ招き、12回目の三極ユーザ会議を開催しました。この会議は、JIPAの提唱に基づいて、2003年以降、三極のユーザ団体が持ち回りで幹事をし、年2回開催しており、今年度はJIPAが幹事となっています。今回の会議は、翌12日の三極特許庁との会合が京都で開催されることを踏まえ、京都“みやこめっせ”での開催となりました。
昨今の経済状況にも拘らず欧米から13名の出席者があり、三極ユーザ会議が世界の特許制度の調和を目指す重要な取組であるとの認識の表れと考えられます。
今回の会議では、世界の特許制度の調和に向けユーザとして望ましい制度設計のためにどうすべきか、春の東京での会議から継続した議論を行い、”Common Citation Document”、”Common Search Strategy”、ユーザフレンドリーな制度の実現に向けたPCT改革とPPHの活用、特許の質の向上、IP5に対応したユーザの連携等について検討を行いました。
また、翌12日(木)には、京都市国際交流会館において、日米欧の三極特許庁及び三極ユーザによる会合が行われました。会合ではより使いやすい知的財産制度の実現に向けた協議を行い、三極特許庁から制度調和に向けた取組を推進することが示され、三極ユーザから支援・協力することを表明しました。
なお、次回の三極ユーザ会議は、来年の春に米国で開催されます。