「知財管理」誌
Vol.70 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 70巻(2020年) / 8号 / 1065頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | ビットコインネットワークを用いた知財管理システム |
| 著者 | 岡北有平 |
| 抄録 | 2008年にブロックチェーンのコンセプトが発表されて以来、様々な分野への応用可能性が議論されてきた。応用分野の一つとして、2013年にProof of Existenceと呼ばれる、ビットコインネットワークを用いてデジタルデータの特定時点における存在を証明する仕組みが提唱された。近年では同仕組みを知的財産分野に特化した形でサービス提供する事業者が登場し始め、その存在感を増しつつある。本稿では、Proof of Existenceを実現するための技術について簡潔に説明するとともに、現時点で有望な応用分野について紹介する。また、ブロックチェーンに記録された情報の民事裁判における証拠力についても、中国やイタリアの動向を紹介しつつ検討を行う。 |
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