「知財管理」誌
Vol.70 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 70巻(2020年) / 4号 / 493頁 |
論文区分 | 特集(“知財”を超える) |
論文名 | 世界のイノベーションを支えるインドとの連携可能性─ベンガルールを中心に─ |
著者 | 鈴木隆史 |
抄録 | 昨今、企業が取り組むオープンイノベーションの流れで、海外のスタートアップとの連携 にも関心が高まる中、シリコンバレーはもちろん、中国・深センやイスラエル、エストニア、といっ た国々と合わせて、インドへ関心を持つ企業も徐々に増えている。インドのスタートアップ企業の成 長は目覚ましく、成長した企業が日本に進出し、日本市場でイノベーションをもたらす事例も出てき た。例えば、日本の不動産・ホテル業界に参入したOYO(オヨ)や、モバイル決済ペイペイに核と なるノウハウを提供するPaytm(ペイティーエム)は、いずれもインド発のスタートアップだが、今 や評価額10億ドルを超えるユニコーン企業である。こうしたインド企業に共通することは、既存の枠 組みを破壊する自由な発想力と、アイデアをスピーディーに形にする高度な開発力、そして英語力を もって世界を相手に活躍する若い高度人材である。このようなインドとのイノベーション連携の可能 性を探る。 |
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