「知財管理」誌
Vol.70 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 70巻(2020年) / 3号 / 363頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ(No. 503) |
論文名 | (No. 503) 部材の一体性について判断された事件─「骨切術用開大器」事件─ |
著者 | 白木裕一 |
抄録 | 特許権侵害訴訟において構成要件の文言を解釈するにあたり、部材の一体性の要否が争点になることが多い。本件においても、原判決と本判決において、「係合部」と「揺動部材」の一体性の要否につき全く異なる解釈を行ったため、原判決は、文言侵害を否定したのに対し、本判決は、文言侵害を肯定した。本稿は、原判決及び本判決が結論を異にした理由を詳細に検証するとともに、部材の一体性につき争点となった過去の裁判例を検討し、その傾向と実務上の指針(製品開発時及び出願時)をまとめた。 |
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