「知財管理」誌
Vol.70 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 70巻(2020年) / 10号 / 1408頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | デジタル・トランスフォーメーション（DX） と知的財産 |
| 著者 | ソフトウェア委員会 第2 小委員会 |
| 抄録 | 近年、デジタル・トランスフォーメーション（以下「DX」）の必要性が叫ばれている。DXの定義は各社各様であり、本稿執筆時点では一義的に定義されているとは言い難いが、既にDXを重点施策として発信している企業も多く、当該施策と関連する可能性のある知的財産権も多数存在する。そこで本稿では、知的財産権が寄与したと考えられる企業のDXの事例を収集し、DXの在り方を大きく「競争型のDX」と「協調型のDX」の2類型に分類した。前者は、DXによって同一の技術分野の事業における新たな付加価値を提供できるようになった事例を、後者は、DXによって新たな技術分野やサービスに事業を発展・拡大できるようになった事例を、それぞれ想定している。そして、各事例においてDXに関連すると思われる知的財産権の情報を分析し、これらに基づいて、DXの2つの類型のそれぞれに対する知財活動を提言した。 |
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