「知財管理」誌
Vol.64 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 64巻(2014年) / 7号 / 1036頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | eBay判決後の差止判断(4要素テスト)に関する調査研究 |
著者 | 国際第1委員会 |
抄録 | 2006年のeBay判決が、特許侵害に関する終局的差止命令の請求事件に於いて、4要素テストの適否をどう判断すべきか、裁判所側に大きな影響を与えたと言われている。それは、とりもなおさず、裁判所の認容・否認判断の影響を直接受ける差止請求事件の請求側、被請求側の双方に対しても、その判断の方向性を見極める上で大きなインパクトを与えていると考えられる。米国籍以外の企業が差止請求事件に関わるケースも頻繁に発生しており、我々日本企業も他人事ではない状況にある。 本稿では、差止請求事件の4要素テストに対する裁判所の判断が比較的成熟してきたと思われる近年(直近3年間)の地裁及びCAFC判決を対象に、4要素の判断基準の傾向を調査・分析し、請求側・被請求側が熟慮すべき事項、課題等について考察した。 |
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