「知財管理」誌
Vol.64 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 64巻(2014年) / 4号 / 537頁 |
論文区分 | 特集(知財パラダイムシフト) |
論文名 | 大企業による特許開放がものづくりを元気にする−川崎発の知財ビジネスマッチングモデル− |
著者 | 西谷 亨 |
抄録 | 大企業の特許を活用して、中小企業が自社製品開発に乗り出す取り組み−「知財ビジネスマッチング」−が全国に広がっている。大企業が所有する特許は、自社の経済的利益を生み出すばかりではなく、中小企業の活性化、地域経済の振興、さらには、大企業を含む産業競争力の強化に有効な手段である。大企業には、ライセンサーという立場でこうした活動への参画が期待されてい。 本稿では、“川崎モデル”と呼ばれる川崎市の知財ビジネスマッチングの活動を通じて、大企業における知財ビジネスマッチングの意義や課題、ライセンシーである中小企業の意識や文化と大企業に対する期待、自治体や支援機関の役割について紹介し、大企業の所有特許が生み出す新たな価値について述べる。 |
本文PDF |