「知財管理」誌
Vol.64 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 64巻(2014年) / 4号 / 523頁 |
論文区分 | 特集(知財パラダイムシフト) |
論文名 | 企業における営業秘密保護−グローバル・コンプライアンスの視点から取るべきプロセスの探求− |
著者 | 矢倉信介 |
抄録 | 企業において長年蓄積されてきた営業秘密は、企業における競争力の源泉となっている。しかしながら、オープン・イノベーションの発展、人材の流動化、さらには情報管理のIT化によって、営業秘密は流出の危険に晒されており、企業における営業秘密管理に向けた対策構築はもはや急務である。秘密情報管理について完璧なマニュアルは存在しない。本書はまず自社の現状把握からスタートし、予防対策及び有事対応における当該企業にとってオーダーメイドとも言えるプロセス(対策)を導き出すべきことを提言し、その要点について概説した。営業秘密を管理するにあたり、マネジメントを先頭に、知財部、法務部等の各部門、さらには弁護士やITベンダー等の外部専門家との協働も不可欠であり、究極的に、営業秘密保護対策は、企業におけるコンプライアンスの一環として取り扱われるべきなのである。 |
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