「知財管理」誌
Vol.64 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 64巻(2014年) / 12号 / 1810頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 欧州単一効特許制度及び統一特許裁判所制度の活用に関する調査・研究 |
著者 | 国際第2 委員会第1 小委員会 |
抄録 | 欧州では、長年に亘り、欧州連合(EU)全域で統一的に効力を有する欧州単一効特許制度と、特許訴訟に関する統一特許裁判所制度について議論されてきている1)、2)。現状では、統一特許裁判所(Unified Patent Court)の準備委員会(Preparatory Committee)が2013年6月25日に手続規則(Rule of procedure)の草案を公表し、意見の募集を開始するなど具体的な話が進みつつある。今までの論文等では、これらの制度やその内容について紹介したものが数多くあるが、これらの制度を実務でどのように生かすべきかを紹介したものはまだ少ない。そこで、本稿では、2014年3月時点で提案されている欧州単一効特許制度や統一特許裁判制度の内容を調査・研究し、具体的に実際の運用時における活用方法(他社牽制力の強化、模倣品対策、パテントプール、知財ポートフォリオ管理、訴訟代理人の選択・集約)を想定しつつ考察した。 |
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