「知財管理」誌
Vol.64 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 64巻(2014年) / 10号 / 1493頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国経済スパイ法(その2)(完)─刑事制裁を用いた「アメリカ経済の繁栄」のための制度間競争─ |
著者 | 玉井克哉 |
抄録 | 営業秘密の窃取を防止することが「アメリカ経済の繁栄」に必須だとの認識に基づき、1996年、経済スパイ法が制定された。米国の捜査・司法当局は近年それを極めて積極的に適用し、営業秘密の窃取が「割に合わない」状況を創り出すべく、腐心している。そうした制度間競争にわが国が対応しなければ、「知財立国」の実現が遠のくだけでなく、企業の国際競争力を殺ぐことになるであろう。参考となる米国の実情を、裁判例を網羅的に検討した上で紹介する。 |
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