「知財管理」誌
Vol.56 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 56巻(2006年) / 4号 / 561頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 音の商標と商標の音声的使用 |
著者 | 江幡奈歩 |
抄録 | 米国や欧州共同体商標では音の商標の登録が認められているのに対して、我が国の商標法は登録できる商標を視覚的に表現できるものに限っており、音の商標は登録が認められない。また、商標の音声的使用については、侵害の成否が不明確である。しかしながら、インターネットやテレビCMの普及に伴い、音が商標として機能する場面は確実に増えつつあり、音の商標や商標の音声的使用に対する保護の必要性が高まってきていると思われる。 そこで、本稿では、音の商標及び商標の音声的使用の保護の必要性・許容性について検討し、音の商標を認めた場合の登録要件について考察を行い、最後に、保護を認める場合の条文案を提案する。 |
本文PDF |