「知財管理」誌
Vol.56 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 56巻(2006年) / 2号 / 217頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 特許教育から学んだこと・考えたこと―望まれる知財人材とは何か― |
著者 | 遠山勉 |
抄録 | 知的財産協会の特許明細書作成研修(関東C8B明細書の書き方 電気・機械)を10年継続して実施してきたが、この10年の間に、知財シーンは大きく変わり、知財立国のために様々な人材が必要となり、その育成の要請はより大きくなってきた。 そこで、本稿では、過去に行ってきた明細書作成指導の中核的な事項、すなわち、発明の分析に必要な基本的知識として、(1)発明とは何か、(2)権利一体の原則、(3)発明の特許要件、ということと、それに基づく、静的分析、動的分析からなるIP−SD法を振り返り、その作業が、コンセプトワークであることの「気づき」に言及する。 そして、明細書作成のために必要なコンセプトワークの技能が、知財の創出や活用にとって有用なことを紹介する。 そして、そのような気づきを基に、今後の知財人材育成のためにどのようなことが必要なのかを、昨今の関連記事を参照して、検討している。 |
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