「知財管理」誌
Vol.56 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 56巻(2006年) / 12号 / 1929頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 経営に資する知財人材の育成―大学等を活用した戦略型知財人材の育成― |
著者 | 知的財産管理第1委員会第2小委員会 |
抄録 | 今、企業の知的財産部門が必要とする人材としては、企業競争力を高める知財戦略を策定できる「知財参謀」と、その戦略を効果的に実行できる深い専門性と広い視野を併せ持った「知財エキスパート」のような、いわば戦略型知財人材が提唱されている。そして、これらの戦略型知財人材の育成手法として、OJTによる実務経験やローテーションによる職務経験の蓄積などが提案されている。しかし、社内での実行面で限界もあり、改善が望まれている。 他方、最近では、複数の大学等で知財学部や知財専門職大学院、MOT系の大学院が設立され、知財専門教育への取り組みが活発化しつつある。 そこで、本稿では、これらの大学等へのインタビュー調査等により、大学等における知財教育の現状を把握し、企業が必要とする戦略型知財人材の育成における大学等の活用につき検討を行った。また、これらの検討を通じて明らかになった大学等における知財教育上の問題点を浮き彫りにするとと もに、その解決策について産、学、ならびに官への提言を行う。 |
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