「知財管理」誌

Vol.56 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 56巻(2006年) / 12号 / 1911頁
論文区分 資料
論文名 知的財産政策のR&D促進効果
著者 石井康之、山田節夫
抄録 この論文では、日本における知的財産制度の改定が、各種経済活動とどのような関係にあるかという課題について実証的研究を行った。そのために、我が国の知的財産制度の変遷を一定のルールに基づいて定量的な数値指標として算出した。今回新たに開発した指標を知的財産制度指数(Index of Intellectual Property System : IIPS)とここでは呼ぶ。このIIPSを用いて、1975年〜1994年にわたる6つの産業分野のR&D投資率を推計したところ、IIPSがきわめて強くR&D投資に影響していることが明らかとなった。
知的財産制度改定の推移は、知的財産政策の展開と位置づけることもでき、その意味で我が国知的財産政策は、上記期間においてR&D投資促進的であったということができる。
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