「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 8号 / 1083頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国の不衡平行為の判断における「誤導の意図」の推認について |
著者 | 国際第1委員会 |
抄録 | 米国特許商標庁に対して、特許出願と審査手続に関係する者に「公正かつ誠実の義務」が課せられている。この義務に反する不衡平行為は「誤導の意図」という要件と、「重要性」という要件の二つにより判断される。前者は後者に比べて主観に係わるものであり、間接的な事実から推測されるもので足りるとされている。本稿では「誤導の意図」のない行為であるにも拘わらず、本意としないところで、「誤導の意図」が推認されかねないことに着目し、CAFC判例を紹介すると共に企業として留意すべき点に言及する。 | 本文PDF |