「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 7号 / 965頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 2004年度海外研修F4セミナー報告(第1回)−欧州における特許制度,法規および判例の研修− |
著者 | 2004年度海外研修団(F4) |
抄録 | 日本知的財産協会海外研修F4セミナーは、欧州の特許制度、裁判制度等の系統的な習得を目的に、約5ヶ月間の事前研修、2週間の現地研修(ロンドン及びミュンヘン)及び事後研修で構成された。F4セミナーは今回はじめて実施された。すなわち、第1回目である。 研修参加者は24名であり4グループに分かれて予め配布されたテキストの全文和訳を含む自主的な事前研修を進めた。7月23日にはHoffmann Eitle事務所より講師を招いて講演を聴講し、8月24日には参加者全体での抄録発表会を行い、現地研修に備えた。 現地研修は、9月6日(月)〜9月17日(金)の2週間にMewburn Ellis(イギリス)、Hoffmann Eitle、Vossius & Partner(ドイツ)の3つの事務所の講師により、欧州特許を中心とする知的財産法、欧州特許庁での審査実態、各国での裁判制度等の幅広い内容の講義が行われた。またロンドンではRoyal Courts of Justiceを、ミュンヘンでは欧州特許庁(EPO)及びドイツ特許商標庁(GPTO)をそれぞれ訪問した。 事後研修は、11月4日にMewburn Ellis事務所、2005年1月21日にHoffmann Eitle事務所、及び2月28日にVossius & Partner事務所より講師を招いて講演を聴講した。 尚、本報告は、事後研修の一環として2004年度海外研修団(F4)で纏めたものである。 F4セミナーは、新たに企画されたコースであり手探りの部分もあったが、現地研修の実施を委託した各事務所の協力で成功裏に終えることができた。ここに感謝の意を表したい。 |
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