「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 7号 / 867頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 職務発明と職務著作の権利帰属関係−実務に即しての考察− |
著者 | 菊池武 |
抄録 | ある研究対象に対して、同時に、特許法上の保護と著作権法上の保護とが重なり合うことがある。本稿は、かような場合の典型的な事例をいくつか取り上げ、大学・大学院における研究者の個人研究や学生の研究、産学官連携の最近の動き、企業内研究、プログラム発明、発明者の認定、共同研究等について、それぞれの場合の特許権・著作権の権利帰属関係を実務に即して考察する。その結果、特許権と著作権とが必ずしも連動していないこと、法人著作規定は必ずしも活用される余地が多くないことについて言及する。 | 本文PDF |