「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 12号 / 1779頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ(No.322) |
論文名 | No.322 ウェブサイトの階層性と商標権侵害―eサイト事件― |
著者 | 青木博通 |
抄録 | 本件は、被告Yの標章「ドコモeサイト」、「eサイト」、サブドメイン名の一部としての「esite」の使用が、原告Xが所有する登録商標「e-sight」(35類)の商標権の侵害を構成するか否かが問題となった事件である。 本判決は、商標の類否判断の際に、ウェブサイトの階層性(トップページ→下層ページ)を取引の実情として考慮し、商標の類似性を否定した。 本稿では、本判決を中心に、ウェブサイト特有の問題点として、商標の類似性、役務該当性、役務の類似性、ドメイン名と商標法・不正競争防止法との関係について解説する。 |