「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 10号 / 1429頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国判例のロイヤルティ交渉への応用―ジョージア・パシフィック判決15の基準を参考として― |
著者 | ライセンス委員会第2小委員会 |
抄録 | 米国の特許侵害訴訟において適正ロイヤルティを論じているものの多くは、ジョージア・パシフィック判決が示した適正ロイヤルティを決定するための15の基準を引用している。これら15の基準とは、特許侵害訴訟において適正ロイヤルティを決定すべく、「仮想的な交渉」における自発的なライセンサーと自発的なライセンシーであれば、どのようなロイヤルティで合意するかを探るために検討されるものであるが、通常の交渉実務から抽出される留意点を規範化したものであるとも考えられる。そこで、ジョージア・パシフィック判決15の基準を出発点として、現実のロイヤルティ交渉で有用と思われる基準を拾い出し、各基準について、ライセンサーとライセンシーそれぞれの視点からどのような交渉が可能であるか考察する。 | 本文PDF |