「知財管理」誌
Vol.53 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 53巻(2003年) / 8号 / 1333頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | ライセンスアウト活動におけるアウトソーシング ―企業アンケート調査による現状とその考察― |
著者 | ライセンス委員会第4小委員会 |
抄録 | ライセンス委員会第4小委員会で、自社特許のライセンスアウト活動を第三者に委託するライセンス活動のアウトソーシングに関する意識及び活用実態について、ライセンス委員会メンバー企業に調査を行ったところ、大部分の企業が外部機関を利用していることが明らかになった。外部機関の利用形態としては、Web等に登録して第三者からのコンタクトを持つという受動的な形態が圧倒的に多く、交渉の仲介/代行やコンサルタントなどの外部機関は積極的に利用されるには至っていない。遊休特許の活用または実施料確保の目的のためには、単に特許を第三者に紹介するというだけでは、それに見合ったライセンス収入がなかなか得られないということが、今回のアンケートからうかがえる。今後、企業が期待する成果を得るためには、依頼する目的(交渉相手先の選定、コンサルティング等)に合う外部機関を見つけ、自らより積極的に関与することが必要であるものと考えられる。 |