「知財管理」誌
Vol.53 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 53巻(2003年) / 7号 / 1117頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国特許侵害の損害賠償額認定における非侵害代替品の位置づけ |
著者 | 国際第1委員会 |
抄録 | 米国特許侵害訴訟の損害賠償に関してはプロパテント政策以降、高額になる傾向が見られた。だが、1999年のGrain Processing事件のように「非侵害代替品」に対して新たな解釈を示し、損害賠償の逸失利益を認めなかった判決が出て、その傾向に歯止めが掛けられている場合が見られる。本稿では、1999年以降の近時の米国での判決で「非侵害代替品」が争点となっている認定要素を取り出し、米国での訴訟対応時に留意すべき事柄について述べたものである。 |