「知財管理」誌

Vol.53 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 53巻(2003年) / 7号 / 1089頁
論文区分 論説
論文名 エレクトロニクス特許の新たなルール  ―「回路」は「手段」の域を越える―
著者 スティーブンC.セレボ、平塚三好
抄録 エレクトロニクス業界は、特許法に関する主導的な役割を担う米国の連邦巡回控訴裁判所(CAFC)から「贈り物」を受け取った。それは、クレーム解釈に関する明確なルールという形で授けられた。このルールは、 Apex、Inc.v.Raritan Computer、Inc.事件から生じたものである。一言でいえば、このApexルールは、辞書の定義に重きをおき、クレームの構成要素を「回路(circuit)」と称した場合、直接的な修飾語として適切な識別子(appropriate identifier)を伴えば、その構成要素は「ミーンズ・プラス・ファンクション形式」に該当しない、とするものである。
Copyright (C) Japan Intellectual Property Association All Rights Reserved.