「知財管理」誌
Vol.46 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 46巻(1996年) / 8号 / 1213頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国特許権侵害に関するクレーム解釈の概要 |
著者 | ジョンC.ガービー、林恒徳(訳)、土井健二(訳) |
抄録 | 本文は、米国特許権の侵害有無の判断を行う者のすべてが考慮すべき事項として、連邦巡回控訴裁判所(以下「CAFC」)により指摘された基本的問題点をまとめたものである。これらの問題点は、添付の侵害有無判断フロー図に示された順序で取り上げられているが、これらの問題点を記された順序で検討すべきであるとか、すべての侵害有無の判断において該当することになるというものではない。例えば、裁判所の判決は、事件の事実に関連した争点にのみ焦点が当てられる傾向にあるが、侵害有無の判断を行う者は、こうした争点のひとつひとつが事実関係といかに関連があるかを、少なくとも検討すべきであろう。 |