「知財管理」誌
Vol.46 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 46巻(1996年) / 2号 / 241頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | ライセンス契約と破産 |
著者 | ライセンス委員会第2小委員会 |
抄録 | ライセンス契約においてライセンシーが破産した場合、来センサーが当該契約を解除する権利や債権の回収方法に関して規定を置くことは少なかったように思われる。しかし、ライセンサーが破産した場合、ライセンシーの実施権についての規定を置くことは少なかったように思われる。本稿では、ライセンサーが破産した場合に、破産処理の手続の中でライセンス契約はどのように扱われるのか、ライセンシーの実施権は確保されるのか等の問題について、米国及び日本での議論を整理し、ライセンス契約における留意点を検討する。 米国では、ライセンサー破産時のライセンシーの実施権確保を立法化した知的財産保護法およびその立法のきっかけとなった判例を紹介し、日本では破産法、会社更生法における破産処理におけるライセンス契約の扱いを紹介する。 |