「知財管理」誌
Vol.46 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 46巻(1996年) / 2号 / 161頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国特許インターフェレンスのための日本での自発的デポジション |
著者 | チャールズL.ゴルツ、スティーブンB.ケルバー、森昌康(訳) |
抄録 | 1996年1月1日に施行の改正米国特許法により、日本における発明活動の立証が認められるようになる。このため、特許インターフェレンスのためのTestimonial Depositionを日本で行なうことが出来るか否かがクローズアップされる。ここで、考慮すべき問題が三つある。第一に、米国での特許インターフェレンスに使用するために、日本でTestimonial Depositionを行なうことが日本法に照らして合法か否かである。第二に、日本で行なわれたTestimonail Depositionの証言記録書を米国での特許インターフェレンスに使用することが合法か否かである。第三に、日本でTestimonial Depositionを行なうことを非現実的とするような実務上の問題があるか否かである。筆者らの見解では、自発的なTestimonial Depositionである限り、上記三つの問題は障害とならない。 |