外国特許ニュース

〈フィリピン〉フィリピン知的財産庁（IPOPHL）オンライン知財仲裁サービスを開始！

　フィリピン知的財産庁（IPOPHL）は，以前より知財仲裁サービスを提供していましたが，今般これを更に進化させ，オンラインによる知財仲裁サービスを開始すると発表しています。（2020年５月４日付覚書通達MC2020-12）
　オンライン知財仲裁サービスは，フィリピン国内だけでなく，外国企業にとっても，知的財産権に関する紛争を解決する手段として期待できます。従来のように，現地に赴く必要がないので，費用面でのメリットに加え，訴訟プロセスの短縮などが期待されます。
　この通達に署名したIPOPHLのRowel S. Barba事務局長は，概ね次の様な事を述べており，オンライン知財仲裁サービスは勿論，その他のオンラインサービスについても注目が集まります。
�� オンライン知財仲裁サービスは，様々な制限が続いているCOVID-19危機に対応し，より安全でより便利なサービスを提供することが可能。
�� 知財仲裁サービスをデジタル環境で行えるようにすることは，オンラインサービス一式をさらに拡大するためのステップと見なしている。
�� オンラインサービスを拡大すれば，IPOPHLのサービスは，シンプルで高速，かつ費用対効果が高いものとなり，様々な危機が発生した場合でも，切れ目のない確実なサービスが提供可能となる。
　 尚，IPOPHLでは，オンライン知財仲裁サービスの開始に伴い，関連規則の改正も検討している様子です。

【オンライン知財仲裁サービス利用方法について】

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