外国特許ニュース

〈インド〉特許実施報告書に関するForm27／規則第131条改定に関する動向

　インドの実施報告書に関する規則第131条／Form27の改定に関する動きを紹介する。この改定の動きに至るまでの経緯は次の通りである。

◇2015年５月
　デリー高等法院（Delhi High Court）において，インド特許意匠商標総局（CGPDTM，以下「特許庁」）を相手にShamnad Basheer氏が公益訴訟 （Public interest Litigation; PIL）を提訴。
◇2018年１月10日
　デリー高等法院は，特許権者／ライセンス許諾者が実施報告書の提出義務を遵守すべきであることを確認する一方で，実施報告書（Form 27）自体も 見直す必要性があることを示唆した。
◇2018年２月７日
　デリー高等法院は，特許庁に対して，Form27及び，その関連条項を改定するスケジュール表を２週間以内に提出するよう指示した。
◇2018年４月23日付け判決（Judgment）
　特許庁により提出されたスケジュール表をデリー高等法院が承認し，特許庁に対して改定作業を遅延なく，誠実に取り組むべきであり，改定の完了後に報告書を 当裁判所に提出することを命じ，本件を結審した。
　尚，改定スケジュールは，以下の通りである。

（改正スケジュール）
�〕�害関係者の意見公開2018年４月２日
�▲好董璽�ホルダー会議2018年４月６日
�０娶�の追加募集と特許実施に関する国際運用の研究 ［１ヵ月］
�て探�庁による規則第131条／Form 27改正案作成 ［１ヵ月］
�サ�則131条／Form 27改正案に対する管轄官庁承認 ［１ヵ月］
�ζ碓討隆永鷙霄─ぐ娶�募集 ［２ヵ月］
�Ш能�案の管轄官庁への提出 ［１ヵ月］
��法務省及び関連省庁による審査 ［２ヵ月］
��管轄官庁の承認，官報公示 ［１ヵ月］
��予備期間 ［２ヶ月］

※［　］内は必要とされる時間

（訴訟のケース番号）
　W.P.（C）5590/2015
　原告：Shamnad Basheer氏
　被告：Union of India

（参考ウェブサイト）


（参照日：2018年10月17日）

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