トピックス

グローバルドシエ・タスクフォース会合への参加

2016年2月3日午後、4日全日の1日半に渡って米国のUSPTOにおいて、2015年1月に引き続き第3回目のGlobal Dossier Task Force(GDTF)会合が開催されました。この会議は、日、米、欧、韓、中の五大特許庁、WIPO(世界知的所有権機構)、そして各国ユーザ団体(JIPA、AIPLA、IPO、Business Europe、KINPA、PPAC)が一堂に集まり、ユーザのニーズを反映させたグローバルドシエの将来構想について議論することを目的としています。
今回は会議では、グローバルドシエの開発項目に関し、ユーザ団体から提案した優先開発・検討5項目(リーガルステータス、アラート機能、出願書類等のXML化、住所変更等に係る実証試験、出願人名の統一)について、特許庁側の検討状況の説明を受け、ユーザからの意見・要望の提案を行いました。

各国ユーザ団体はGDTF会合に先立ち会議(3日午前)を開催し、各ユーザ団体におけるそれぞれの検討状況を説明し、ユーザからの意見・要望を整理し、産業界全体の意見・要望のとりまとめを行いました。JIPAからはXML形式でのデータの有用性、利便性について説明を行い、各国特許庁におけるXML化の推進の加速提案を行いました。

GDTF会合では、五大特許庁から、第2回GDTF会合後の進捗及び今後の開発予定が紹介されたのを受け、各ユーザ団体から、前日のユーザ団体のみの会議の内容を踏まえ、意見・要望の提案をしました。JIPAからは、XML化の恩恵を享受してきたユーザとして経験値の共有を図るべく、JPOでのXML化の実績をIP5およびユーザ団体で共有することを提案し、承認されました。

今後も年に1回程度の割合で会議が開催されることになり、JIPAとしても引き続き意見・要望を提案していく予定です。

[Update 2016-03-04 ]