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WIPOグリーンPJ: マレーシア環境技術展IGEM 2014への参加とマラヤ大学との意見交換

2014/10/17-19、マレーシア クアラルンプールにて開催されたInternational Greentech & Eco Products Exhibition & Conference Malaysia 2014に、WIPOグリーンPJより瀬下委員(日揮)を派遣し、参加企業・大学等に対して、WIPO GREENの紹介および技術登録の要請を行いました。
IGEM 2014は、マレーシア政府が主催する環境技術の国際見本市・会議であり、昨年は約60の国と地域から6万人が来場し、300を超える企業・大学・組織が参加したイベントです。

イベント会場内でのWIPO GREENの紹介では、大学・政府関係機関に対して、国連機関のWIPOが運営している点を強調し、民間企業に対しては登録費用がかからない点を強調する事で、先方からの関心を得ることができました。一方、先方からは現在のWIPO GREENの参加国数およびマレーシアの登録数に関して質問を多く受けました。残念ながら、会場でのWIPO GREENに関する認知度はほとんどない状態であり、今後の普及活動の必要性を強く感じるものでしたが、説明を進める中でWIPO GREENの取組みに賛同いただくことができました。

またIGEM2014への参加に先駆け、マラヤ大学の知財管理および発明の商業化を推進する組織University of Malaya Center of Innovation and Commercialization (UMCIC)を訪問し、WIPO GREENの紹介および技術DBへの登録の案内、さらにパートナー登録等について意見交換を行いました。特に本システムは、“技術パッケージの移転”である点に最も共感を得、既に起業支援で苦労しているUMCICにとっても「特許権だけでは技術移転は完了せず、ノウハウ、人的支援等が必要」との話は、受け入れやすいコンセプトのようでした。

[Update 2014-10-28 ]