「知財管理」誌
Vol.71 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 8号 / 1135頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 米国におけるAI関連発明の特許取得に関する事例紹介 |
著者 | 国際第1委員会 |
抄録 | 近年、人工知能(AI)に関連する発明が米国において多数出願されているが、出願権利化のノウハウが広く知られているとは言い難い。当委員会では、AI関連発明のうち、特に機械学習関連発明につき、審査事例を調査分析した。本稿では、特許適格性および非自明性の拒絶を受けた審査事例を抜粋し、各審査事例における拒絶理由解消のポイントを紹介する。審査事例から、特許適格性の拒絶に対しては、機械学習アルゴリズムの明確化や、機械学習アルゴリズムによるコンピュータ機能向上への寄与や推論結果に基づく制御の明確化が、また非自明性の拒絶に対しては、機械学習モデルによる推論結果の出力やニューラルネットワークへの入出力の明確化が有効であることがわかった。 |
本文PDF |