「知財管理」誌
Vol.71 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 6号 / 801頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | ASEAN-6の特許制度における 権利化阻止/対抗手段に関する調査・研究 |
著者 | 国際第4委員会 第1小委員会 |
抄録 | ASEAN諸国における特許出願は、日本企業による特許出願件数が各国で首位またはそれに次ぐ位置にあり、ASEAN諸国が依然として日本企業の事業活動における重要な地域であることが窺われる。従来、ASEAN諸国は、特許の権利化に長期間を要すること、および権利行使の難しさが懸念されていた。一方で、近年、ASEAN諸国の知財環境は進展すると共に、特許係争の数が増加しており、日本企業にとって脅威となる可能性がある。 そこで、この脅威に対処すべく、本稿では特許無効化手段に焦点を絞り、ASEAN-6;インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムについて、制度面と実務面の双方から調査・研究を行った。そして、特許権付与前と付与後において、無効化手段を活用する側(攻撃側)、受ける側(防御側)夫々の観点から、対応策と実務上の留意点について取りまとめた。 |
本文PDF |