「知財管理」誌
Vol.71 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 3号 / 436頁 |
論文区分 | 今更聞けないシリーズ(No. 168) |
論文名 | (No. 168) 地理的表示保護制度と地域団体商標制度 |
著者 | 高原千鶴子 |
抄録 | 日本において、地域で長年育まれた伝統的な生産方法や気候、風土、土壌といった生産地の特性と結びついた特徴を有する、いわゆる「地域ブランド」を保護する制度として、地理的表示(以下「GI」といいます。)保護制度と地域団体商標制度があります。これら両制度は、産品(商品)の名称を保護するという共通点より、類似した制度と捉えられることがありますが、実際は、管轄官庁(GIは農林水産省、地域団体商標は特許庁)も保護対象も全く異なる制度といえます。本稿では、両制度の違いについて、主にGI制度の観点から述べ、併せて、両制度を使い分ける戦略について言及します。 |
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