「知財管理」誌
Vol.71 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 3号 / 348頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | 日米欧の各国出願人における 明細書の記載量に関する比較 |
| 著者 | 特許第1委員会 第2小委員会 |
| 抄録 | 本調査は、日本国内特許出願に関して、在内者である日本出願人と、在外者である欧州・米国の各国出願人の明細書の記載量についての相違を調査した。4つの技術分野について各国出願人の実施形態の記載量を調査した結果、何れのIPCにおいても、欧州出願人は日本出願人と比べて特に記載量が少ないことがわかった。また、詳細な説明全体の記載量についても同様の傾向があり、項目毎に見ると、欧州出願人は背景技術などを中心とした記載に留めているのに対して、日本出願人は課題などを含めて全体から細部まで詳細に記載していることがわかった。また、日本出願人においては、実施形態の記載量が多いからといって記載要件違反に関する拒絶理由通知が減る傾向はないことが示唆された。 |
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