「知財管理」誌

Vol.69 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 69巻(2019年) / 9号 / 1256頁
論文区分 論説
論文名 オンライン調査による模倣品発見手法の検討
著者 情報検索委員会第2 小委員会
抄録  企業における知財の活用場面は多岐にわたるが、自社利益の最大化を目指す上では、独占権の行使による競合企業の参入阻止や市場優位性の確保のみならず、模倣品の排除による機会損失の低減も重要な課題である。模倣品対策に関しては従来から多くの報告や提言がなされているが、基本的にそれらは「発見した模倣品をどう排除するか」を主眼としており、その模倣品の発見経緯については、具体的事例の中で、専門の人脈やスキルを持つ調査会社への依頼や市場でのモニタリングといった、相当のリソースを必要とする方法が挙げられているに留まるものがほとんどである。そこで本検討では、模倣品対策の起点としての「模倣品をどう発見するか」を主眼に、多大な費用や工数を注ぎ込むことなく、企業の知財部員が自分たちで取り組むことのできる方法という観点で、オンライン調査による模倣品発見手法の探索を行ったためこれを報告する。
本文PDF
Copyright (C) Japan Intellectual Property Association All Rights Reserved.