「知財管理」誌
Vol.68 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 68巻(2018年) / 3号 / 305頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | 日本版トレードドレスに関する一考察─店舗外観について不正競争防止法による保護を認めた仮処分決定について─ |
| 著者 | 中岡起代子 |
| 抄録 | 平成28年12月、東京地方裁判所は、コメダ珈琲店の外観に類似するマサキ珈琲店の使用禁止を求める仮処分決定を下した。本決定は、店舗外観が不正競争防止法上の「商品等表示」に該当することを認めたもので、日本において、商品自体の形状や、ビジネスの全体的なイメージをカバーする広い概念で捉えられている、いわゆる「トレードドレス」に基づく権利行使を実際に認めた最初の決定であり、店舗外観の保護において本決定の意義は非常に大きい。本稿は、本決定を中心に、日本における店舗外観等の保護についての一考察を述べる。 |
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