「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 1号 / 18頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | 企業から見たCOI （利益相反）─製薬業界におけるCOI上の論点─ |
| 著者 | 平井昭光 |
| 抄録 | COIは、アカデミアが社会に対してどのように説明責任を果たしたら良いのか、という観点から生まれてきたツールである。しかし、産学連携を通じてアカデミアと密接なコンタクトを求められる企業にとっても、COIは重要な問題である。さらに、最近は透明性ガイドライン等企業自らの利害関係の公開も始まり、企業による臨床試験の支援においてもCOIに関する議論がなされている。 本稿では、このようなCOIについて企業目線から最近の状況を概観し、その実務的運用を検討することとしたい。また、発明も一つのinterestであり、COIの中で取り上げられることの多いポイントである。発明を伴うイノベーションが生まれる産学連携の中での、COIのダイナミクスとCOIの持つ役割を検討することとする。 |
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