「知財管理」誌
Vol.66 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 66巻(2016年) / 10号 / 1250頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | リチウムイオン電池における中国企業の知財戦略 |
| 著者 | 国際第3 委員会第3 小委員会 |
| 抄録 | 中国における中国出願人の出願割合は、全体の約90％であり、ここ10年間で急増している。これまで中国企業の出願戦略について報告例はあるものの、中国企業の知財戦略について詳細に検討されている例は少ない。そこで本稿では、1995年の設立以来、電池メーカから自動車業界への参入と、急速な発展を続けるBYD社に着目し、同社を中心にリチウムイオン電池分野における中国企業の知財戦略を分析した。同社は日本企業の技術を模倣するだけでなく、日本企業とは異なる新たな技術への開発にも注力しており、その技術に対して特許および実用新案を出願することにより、日本の企業とは異なる独自の差別化技術の構築を進めていることが明らかとなった。 |
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