「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 3号 / 421頁 |
論文区分 | 海外注目判決(No. 3) |
論文名 | (No. 3) [ドイツ]同一欧州特許に関する他国での侵害訴訟がドイツでの確認訴訟に与える影響 |
著者 | ハイケ アルプス |
抄録 | デュッセルドルフ高等裁判所は、2014年3月20日付の決定1)で、原則として、知的財産権保有者による権利の黙示的な主張から、非侵害の消極的確認訴訟における確認の利益が派生的に認められると判示した。しかしながら同高裁は、知的財産権保有者が、ある欧州特許についての権利の明示的な主張を、ドイツとは別の国でのみ行っている場合(例えば、別のEPC締約国において、警告書を発送したり、当該権利について公判で主張したりする場合)、それは、当該欧州特許のドイツにおける権利の黙示的主張とはみなされないと判断した。 |
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