「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 2号 / 238頁 |
論文区分 | 海外注目判決(No.2) |
論文名 | (No.2) [米国]特許保護対象の判断基準を確認したAlice社 v CLS銀行最高裁判決の影響 |
著者 | 今泉俊克 |
抄録 | Alice Corp. v. CLS Bank Int’l最高裁判決において、米国最高裁判決は、発明が特許の保護対象となる主題か否かを判断するための基準は、(1)クームされた発明が、アブストラクトアイデア(自然法則、あるいは自然現象)といった、特許により保護されない主題に関するものであるか否かを検討し、2)その発明が特許により保護されない主題であるアブストラクトアイデアに関するものである場合、そのクレームに、特許により保護され得る主題に変える何か他の特徴が追加されていないかを検討する、といった2ステップテストを用いることを再確認した。なお、上記ステップ(2)において、アブストラクトアイデアに対し追加された特徴が、コンピュータ自身の機能を改善する場合、コンピュータ技術を改善する場合、そして、他の技術、技術分野において改善をもたらす場合、特許の保護対象となる主題となり得る。 |
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